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“棚を耕す”書店に行こう! カリスマと呼ばれるのには理由がある

こんにちは、今日の一言はこれ!

人にはそれぞれに素晴らしい可能性がある。自分の力と若さを信じることだ。「自分次第でどうにでもなる」と、絶えず唱え続けることを忘れるな。アンドレ・ジイド(作家)

相場英雄の時事日想:
 2月初旬、筆者は新刊のプロモーションのため首都圏と東北地方の20店舗以上の書店を3日間かけて回った。書籍販売が低調な昨今だが、訪問させていただいた各書店の店頭は混み合っていた。その理由は、それぞれの店に書店業界で“カリスマ”と称される店員がいるからだ。店ごとに違う売場を構築し、客のニーズに応える姿を見るにつけ、筆者は勝手に“提案型書店”と読んでいる。ワクワクするような書店をのぞいてみよう。

●一般的な店とカリスマ書店員の店の違い

 筆者は過去3年間、新刊発売時に出版社の担当編集者、営業担当とともに書店回りのプロモーションを続けてきた。みちのくを舞台にしたミステリーのシリーズを書いていたこともあり、首都圏だけでなく東北全域の書店も回った。昭和時代の演歌歌手のレコード店回りキャンペーンと構図は一緒だ。

 ここ数年、プロモーションを通じて気付いたのは「本が売れない」という半ば定説化してしまった事柄が、こうした書店には一切関係ない、ということ。

 少子高齢化の進行による読書人口の減少、インターネットの普及、全国チェーンの古書専門店の台頭など、本が売れなくなった理由が語られる。筆者のみるところ、出版社が発行冊数を増やし続けた結果、書店がさばき切れない点数が流通している点にある(出版社と問屋=取次、書店の構造問題については別稿にて触れる)。

 筆者の妻の実家も書店を営んでおり、こうした複合的な書店業界の向かい風について頻繁に聞かされている。多くの一般的な書店は、「取次が出版社ごとにセットしたお勧めを棚に並べるだけ」。このため、どの書店に行っても代わり映えしない売場になる→客の足が店から遠のく→本も次第に売れなくなる、という悪循環が存在するのだ。

 話をプロモーションで訪れた書店に戻す。大半の売場で目立つのはPOP(販促ツール)だ。出版社が販促用に提供したもののほかに、書店員が独自に作成したPOPが並ぶ書店が多い。文芸書や新書の棚、あるいはビジネス書ごとにそれぞれの売れ筋、あるいは本の内容を分かりやすく解説している。

 先ほど、新刊の点数が多いということに触れた。もちろん、書店員が新刊全てに目を通しているわけではないが、「睡眠時間を削ってでも数は読むようにしている」(ベテラン店長)向きが多いのだ。

 書店員の仕事は一般の人が考えている以上に重労働だ。大量に配送される書籍や雑誌の仕分け、棚作り、立ちっぱなしの接客、返本の荷造りなど。そうした彼らが睡眠時間を削って見つけた“お勧め本”には、ほとんど外れがないと言っていい。

 文芸やビジネス書の売場で重労働の書店員が手書きで記したPOPが多い店は、出入りする客の数も多い。多数の書店を回って得た筆者の偽りのない感触だ。

●「棚を耕す」

 ここ数年、筆者が親しくさせていただいている書店員の1人が、こんな言葉を口にした。

 「棚を耕す」——。

 棚とは、もちろん商品である書籍や雑誌を入れる書棚のこと。この書店員の場合、新聞やテレビのニュースに注意を払う。例えば、大規模災害が起きた際には「防災関連の本を一番目につきやすい位置に」、地元出身のプロスポーツ選手が活躍を始めたら、関連書籍をまとめたコーナーを迅速に作る、というのが「耕す」という言葉の根底にある。

 また、別の店長はこんなスゴ技を持っている。東北のターミナル駅ビルにある小さな書店には、1日中さまざまな人が集う。こうした客の中に、定期的に長期出張に出かけるサラリーマンがいる。この御仁、出張前にいつもこの小さな店舗に足を運び、店長を指名したうえで、タイトルや著者を知らずともお勧め本を10冊単位で購入していくという。

 店長によれば、「お客さまの購入履歴のほとんどが頭の中に入っているため、『地味だけどこの本をお勧めしてみよう、別のジャンルだが気に入ってもらえるはず』などと常に考えている」という。

 実際、この店舗では、筆者自身もまとめ買いを行う。店長やスタッフが知恵を絞って作り上げた“棚”には、文芸だけでなく、人文やビジネスなどさまざまなジャンルの書籍が並び、どれも面白そうに映るからだ(実際に外れはなかった)。

●書店活用術

 最後に、筆者が実際に行っている書店活用術を披露させていただく。作家という仕事をしているが、驚くほど読んだタイトルの数は少ない。

 近々、仕事上の大きな山を越えることから、ここ数年、ほとんど読む機会がなかった海外ミステリーやサスペンスを4、5日間集中して読もうと決めた。そこで思い起したのが、首都圏の小さな地場書店の店員さんの顔。彼はマニアの域をはるかに越えるタイトルに精通しているのだ。

 筆者が好きな作家や既読タイトルを告げ、10冊程度お勧めをお願いした。実際に店舗で取り置きまで頼んだ。

 筆者が依頼メールを送ってからわずか10分で以下のようなリストが届いた。未読の作品ばかりだが、外れはないと確信すると同時に、読み出す前からわくわく感が高まっている。

●書店員がお勧めする、ミステリーとサスペンス(メールより)

 名探偵が出てくるようなガチガチの本格推理系を外して、いま思いつくままにチョット選んでみました。

・『復讐法廷』、ヘンリー・デンカー(ハヤカワ・ミステリ文庫)
・『大穴』、ディック・フランシス(ハヤカワ・ミステリ文庫)
・『初秋』、ロバート・B・パーカー(ハヤカワ・ミステリ文庫)
・『あなたに不利な証拠として』、ローリー・リン・ドラモンド(ハヤカワ・ミステリ文庫)
・『サイレント・ジョー』、T・ジェファーソン・パーカー(ハヤカワ・ミステリ文庫)
・『シャドー81』、ルシアン・ネイハム(ハヤカワ文庫NV)
・『警察署長』(上・下)、スチュアート・ウッズ(ハヤカワ文庫NV)
・『解錠師』、スティーヴ・ハミルトン(ハヤカワ・ポケット・ミステリ)
・『クリスマスのフロスト』、R・D・ウィングフィールド(創元推理文庫)
・『百万ドルをとり返せ!』、ジェフリー・アーチャー(新潮文庫)
・『殺し屋』、ローレンス・ブロック(二見文庫)
・『スカイジャック』、トニー・ケンリック(角川文庫)
・『シンプル・プラン』、スコット・スミス(扶桑社ミステリー)

※もしかしたらサム・ライミ監督の映画版でご存じかも?

・『ウォッチメイカー』(上・下)、ジェフリー・ディーヴァー(文春文庫)

※『ボーン・コレクター』から始まるシリーズの第7弾ですが、ここから読まれても問題はない作りになっております。

・『透明人間の告白』(上下)、H・F・セイント(河出文庫)

※34歳の証券アナリストが事故で透明人間に……って全然“ミステリ”じゃないじゃん! と思われるかもしれませんが、これがまたミステリファンの心もガッチリつかむよくできた話なので、混ぜてみた次第です

 筆者は休みが待ち遠しくてしかたがない。

 読者も“行きつけの書店”を見つけてはいかがだろうか? 手書きPOPが充実し、面白い、あるいは変な“棚”がある書店に外れはない。

 思い切って書店員さんにお勧めを直接尋ねるのも一手だ。本読みの書店員さんのお勧めに外れは少ない。

[相場英雄,Business Media 誠]


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120223-00000025-zdn_mkt-ind
※この記事の著作権は配信元に帰属します。

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