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“激安運賃”で注目のLCC。安全性は本当に大丈夫なのか?

おはようございます、まずは今日の一言!

明日は必ず来る。そして、明日は今日とは違う。ピーター・ドラッカー(経営学者)

秋本俊二の“飛行機と空と旅”の話:
 使用料が安い郊外の“第2空港”を発着拠点とし、クルーたちのチームワークで運航機材の回転率を高める──そうした大手とは異なるビジネスモデルでLCCが驚異的な低運賃を実現していることは、前回のレポートで報告した。しかしそんなにコストを抑えて、事故などの心配はないのか? 誰もが気になるところだろう。そこで今回は、LCCの安全面について考察していきたい。
【拡大画像、ほか】
●大手エアラインと変わらない安全基準

 LCCは「ローコストキャリア」の名の通り、徹底したコスト削減で利用者に格安運賃を提供している航空会社だ。しかし安全基準に関しては大手エアラインと同じで、LCCだから危険ということは基本的にはない。規制緩和によって誕生した歴史はあるものの、認可事業であることに変わりはなく、安全面で疑問が残るエアラインには加盟団体によるレターコードも発行されないだろう。

 JALがオーストラリアのカンタス航空グループなどと共同で設立し、2012年7月から国内線で運航をスタートするジェットスター・ジャパンのPRマネージャー、飯野構造氏は「当社は“安全”に関しては親会社であるカンタス航空とまったく同じ基準のもとで、日々のメンテナンス体制の強化に取り組んでいます」と話している。

画像:ジェットスター・グループが運航するエアバスA320、ほか(http://bizmakoto.jp/style/articles/1203/30/news011.html)

 もっとも現状では、いろんなタイプの会社が混在しているのも事実。LCC同士の競争も年々熾烈化し、会社によって大きな差が出てきているようだ。

●“立ち乗り席”導入は可か否か?

 LCCが機内に「立ち乗り席」を導入へ! 以前、そんなニュースが新聞やテレビに流れた。2010年の夏ごろのことだ。プランを公表したのは、前回のレポートでも紹介した欧州最大手のLCCライアンエアー。さっそくマスコミ各社が飛びつき、記者たちが面白おかしく取り上げた。日本人の利用者たちに「立ち乗り席ができるのに賛成か反対か」を取材し、双方の意見を詳しく紹介していたメディアもある。

「さすがに立ち乗りはないんじゃないの?」

「いやあ、安くしてくれるなら大歓迎だよ。短い距離なら我慢できそうな気がするし」

 利用者の賛否が分かれるなかで、後者の賛成意見に同調していた新聞も目についた。私も当時、その話題であるラジオ番組に呼ばれ、きっぱりとこう言ったのを覚えている──「旅客機に立ち乗り席? そんなの、あり得ませんよ!」

●トラブル時には「着座姿勢」が基本

 ライアンエアーが打ち出した“立ち乗りプラン”は、遊園地で見る立ち乗り型のジェットコースターのようなスタイルだ。飛行時間が1時間程度の近距離便で、レバー型ベルトで肩と腰を固定するタイプの立ち乗りシートをキャビン後方の一部に設置。このシートなら1人7〜14ドル(当時のレートで600〜1200円)の格安料金で提供できると主張する。

 その年(2010年)の7月に茨城空港に就航した中国のLCC春秋航空も同様な立ち乗り席導入を考えたようだが、問題はやはり、安全基準をクリアできるかどうかだった。

 私が「あり得ない!」と一蹴したのは、日本では旅客機が非常事態で着陸する場合に、乗客が「着座した状態」で防御姿勢をとれるような座席でなければならないという安全上の決まりがあるからだ。つまり、腰掛けられるシートでなければ安全基準は満たされない。立ち乗りスタイルでは、当局の認可は得られないのである。

●肥満体の乗客には別料金?

 そのことについて当時、私も真面目に議論したわけではない。これは単なる話題づくりではないか? そんな思いもあったからだ。ライアンエアーお得意の広告戦略(話題づくり)の一環だろう──と。

 アイルランドのライアンエアーは、もともと“お騒がせ”のLCCとして知られていた。その前にも「肥満体の乗客に別料金を課す」などと言い出し、注目だけ集めてすぐに案を引っ込めるという“事件”を起こしたこともある。あの一件を考えると、立ち乗りプランもどこまで本気で言ったのか疑わしい。

 それ以前には、機内トイレの有料化を打ち出したこともある。トイレを使用するのにお金を取ると聞き、私も「また冗談を!」と思ったが、これは後に本気で検討していたことが判明。ライアンエアーのコスト削減への意気込みを改めて知らされる結果になった。同社のマイケル・オリーリーCEOは「乗客が空港でトイレを済ませてくれば、機内のトイレの数を減らすことができる。余裕のでたスペースに座席を増やすことで、運賃をさらに引き下げることが可能だ」と記者に語ったという。

 まあ、ここまでは「戦略としてアリかな」とも思うが、先に紹介した立ち乗り席の導入となると話は別だ。安全面に支障をきたすようなプランは、見過ごすわけにはいかない。もっとも、これが広告代わりの話題づくりだったとしたら、十分成功したことになるが。

●LCCがジャンボ機を飛ばす理由

 運航機材に関しては、新しい旅客機の導入を積極的に進めるLCCが少なくない。新品を購入するほうが日々の整備面でもコストがかからず、結果的に収益増につながるという発想だ。各社が中心機材と位置づけているのが、3時間程度の距離を効率よく飛ばせる単通路型のベストセラー小型機、エアバスA320とボーイング737の2機種だ。しかし中には、ジャンボ機(ボーイング747)を飛ばしている新興のLCCもある。

 アジアでは最近、インドネシアのジャカルタでライオンエアが、タイのバンコクではオリエントタイが運航するジャンボ機を私は実際に見かけた。

 大きい旅客機ほど購入・リース費が高く、運航コストもかかる。400人前後が乗れる機内のシートが半分も埋まらず、ガラガラの状態で飛ばしていては、そのエアラインは利益を出すどころか大赤字に。ひと昔前のジャンボ機は燃費効率も悪いため、近年は大手エアラインでも古いジャンボ機を手放して適当なサイズの新しい旅客機に切り替えるケースが増えた。それなのに、コスト削減を大命題とするLCCがなぜジャンボ機を運航しているのか?

●中古機の活用は安全面で疑問が

 理由はただ一つ──安く手に入るからにほかならない。もちろん新品の話ではなく、中古機市場での値段が、である。旧タイプの大型機は最新の中型機などに比べて運航コストやメンテナンス費用がかさむため、エアライン各社はまだ十分に活用できる機体を手放し始めているのが現状だ。現役を退いた中古機が世界中から集まるアメリカ・カリフォルニア州のビクタービル空港へ行くと、まだ十分に飛べそうなジャンボ機も目につく。資金力のない新興のLCCは、この中古機市場に着目した。中古機だけに頼って新しい事業をスタートするケースも珍しくない。

 もちろん中古だから危険というわけではない。「きちんと整備すれば旅客機は何十年でも使えますよ」と話す整備士もいる。しかしシートや内装に歴史を感じるLCCには、やはり乗客も不安を覚えるだろう。私のこの連載にも多くの写真を提供してくれている航空写真家のチャーリィ古庄氏は、世界中のLCCを乗り歩いている一人。彼はこんなことを言っていた。参考にしていいかもしれない。

「シートが壊れていたり機内が汚いLCCは、機体整備の面で心配が残りますね。以前、飛行機は古くないのに機内がボロボロという航空会社に乗ったことがあります。そこは数カ月後に全員死亡という墜落事故を起こし、全便運航停止になりました」

[秋本俊二,Business Media 誠]



http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120330-00000021-zdn_mkt-ind
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